ノーベル物理学賞に梶田隆章・東大教授 ニュートリノに質量あることを突き止める

梶田隆章東京大学教授が10月6日、ノーベル物理学賞を受賞した。素粒子の一種であるニュートリノに質量があることを発見し、定説を覆した功績が認められた。
東京大学宇宙線研究所

梶田隆章東京大学教授が10月6日、ノーベル物理学賞を受賞した。素粒子の一種であるニュートリノに質量があることを発見し、定説を覆した功績が認められた。

梶田氏は1959年生まれ。埼玉県出身。埼玉大から東大大学院を経て、東大理学部で2002年にノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊氏らとともにニュートリノの研究に従事。岐阜県飛騨市にある観測施設「スーパーカミオカンデ」でニュートリノに質量があることを突き止め、1998年発表した。

日本人がノーベル賞を受賞するのは、アメリカ国籍を取得した人を含め、24人目。物理学賞に限れば、2014年の赤崎勇さんと、天野浩さん、中村修二さんに続き11人目となる。

ここ数年、毎年候補者としてメディアからは名前が挙がっていた。

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