石破派「水月会」が発足 参加した20人の国会議員は?

自民党の石破茂地方創生担当相は9月28日、都内のホテルで記者会見し、自身を会長とする「石破派」の旗揚げを表明した。

自民党の石破茂地方創生担当相は9月28日、都内のホテルで記者会見し、自身を会長とする「石破派」の旗揚げを表明した。山本有二元金融担当相や鴨下一郎元環境相ら国会議員は20人が参加した。産経ニュースなどが報じた。

グループの名称は「水月会」。派閥の事務総長となった古川禎久・元財務副大臣は記者団に「水面に月が映るように、無私、無心に時代の要請に応え、国を良い方向に導きたい」と説明していた。毎週木曜日の昼に会合を開くという。

石破氏は28日の会見で、「今後3年間は安倍総理大臣が総裁として職務を果たしていくが、それを支えるのは当然の責任だ。同時に任期2期の折り返しをすぎる。私のようなものでも、仮に政権を担うのが望ましいということであれば、それを目指したい」と述べ、安倍首相の後継を目指す考えを強調した。石破派の結成で自民党の派閥は8つになり、参加議員数は二階派(34人)に次ぐ6位となる

石破氏は党幹事長時代に、各派閥事務所を党本部に集約する改革案を示すなど「脱派閥」を提唱した経緯があり、党内からは派閥設立に対し「言行不一致」を指摘する声も上がっている

■石破派の参加メンバーの一覧

毎日新聞によると、石破派の参加メンバーは以下の通り。()内は当選回数。

<衆院>石破茂(10)、山本有二(9)、鴨下一郎(8)、田村憲久(7)、伊藤達也(7)、後藤田正純(6)、古川禎久(5)、平将明(4)、赤沢亮正(4)、斎藤健(3)、田所嘉徳(2)、福山守(2)、石崎徹(2)、神山佐市(2)、八木哲也(2)、冨樫博之(2)、門山宏哲(2)、山下貴司(2)、若狭勝(1)

<参院>舞立昇治(1)

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