ダウン症のモデル、マデリン・スチュアートが9月13日、ニューヨーク・ファッション・ウィーク(NYFW)のランウェイを歩いた。
オーストラリア出身の18歳、スチュアートは、イタリアのファッション・ブランド「Moda」(モーダ)のショーに登場。南アメリカのデザイナー、ヘンドリク・バーミューレンの2016年春夏コレクションのランウェイを歩いた。
このコレクションは、リストファー・リーヴ財団とモデルズ・オブ・ダイバーシティ(モデルたちの多様性)によって共催された。スチュアートは、2014年にダウン症のモデルとして、初めてNYFWのランウェイを歩いたジェイミー・ブルーワーに続いて、NYFWに出演した。
「このような機会が彼女に与えられたのは、素晴らしいことです」と、スチュアートの母、ロザンヌ・スチュアートはAFPに語った。「ここは、インクルージョン(すべての人々が多様な個性をもって、自分らしく社会と組織に参加し、最大限に力を活かすこと)と障がいについて、私たちの信条を伝えられる素晴らしいプラットフォームですよ」
スチュアートは、2種類のドレスで登場した。最初は金色のヒールとオーバーサイズとショートパンツ姿を披露。2回目は、クリーム色のオフショルダーのドレス姿でランウェイを歩いた。
スチュアートの髪型は、編み込みのアップスタイルで、顔には明るいブルーのマスクがペイントされていた。ショーのフィナーレには、Tシャツ姿で現れた。
「マデリンは、ファッション業界に名を残せるように、フォーエバー21やヴェルサーチ、グッチといった超有名ブランドのモデルになることを希望しています。けれど、今回の登場を、単なる“5分間の名声”のようなものだと思ってる人もいるでしょうね」と、母親のロザンヌ・スチュアートは7月にハフポストUS版に語った。
「できれば、まわりの人の助けになるように、小さくてもマイノリティに寛大なブランドか、立ち上がったばかりの新しいブランドと一緒に、仕事を続けていきたいです。私たちは障がいのある人もない人も、同じ信念とモラルがあれば、一緒にやっていけるものと信じています」
スチュアートの“次の一歩”が待ちきれない。
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
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