男女別トイレを廃止するサンフランシスコの小学校 「誰も人間を区別する必要なんてないんだ」

アメリカのサンフランシスコにある小学校が9月の新年度から、男女別トイレの廃止に着手した。
**ADVANCE FOR SUNDAY AUG. 26**A sign marks the entrance to a gender neutral restroom at the University of Vermont in Burlington, Vt., Thursday, Aug. 23, 2007. (AP Photo/Toby Talbot)
ASSOCIATED PRESS
**ADVANCE FOR SUNDAY AUG. 26**A sign marks the entrance to a gender neutral restroom at the University of Vermont in Burlington, Vt., Thursday, Aug. 23, 2007. (AP Photo/Toby Talbot)

アメリカ・サンフランシスコの小学校が9月の新年度から、男女別トイレの廃止に着手した。体の性別と心の性別が異なる「性同一性障害」などを抱える児童に配慮したのが理由だ。

NBCのニュース番組「Today」によると、ミラロマ小学校は、伝統的な男女の性に当てはまらない児童が8人いると認識した上で、性別を意識しないトイレにするために、一部のトイレで、性別を示さないように看板を変更し、全て個室にした。

地元紙「サンフランシスコ・クロニクル」によると、トイレのリニューアルは、幼稚園や1年生のためのトイレから始まる。今後数年間で、高学年にも拡大し、各トイレの個室も増やしていく計画だ。

この小学校のPTA会長エレン・シャッツさんは、今回の動きが大きな変化への一歩になればいいと願っている。

「全ての児童がコミュニティの一員として安全と安心にしたいと思うのなら、これが未来に向かったうねりになることを祈っています」

性別が確定していない1年生のアリ・ブレヴァーマンさんは、男性として認識されることを好んでいる。彼は、トイレで男女の区別をなくすという学校側の決定を応援している。

「これならいいよね。誰も人間を区別する必要なんてないんだ」

H/T Today

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

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