みんなから愛された警察官、その娘を守るのは「俺たちだ」

「彼らがいつでもあの子のそばにいてくれるでしょう」

幼稚園の初登園は人生の大きなイベントだ。本来、こんな記念すべき日を1人で迎えなければいけない子供がいてはならない。

地元紙「バーバートン・ヘラルド」によると、オハイオ州アクロンで殺害された警察官、ジャスティン・ワインブレナーさんの娘チャーリーちゃんは、父親の同僚警察官たちからの愛と拍手に包まれて登園日を迎えた。

8月27日、母親と祖父母に付き添われ、5歳のチャーリーちゃんは、オハイオ州中から駆けつけた警察官が居並ぶ中、ニューフランクリンにあるターキフット幼稚園に到着した。「彼らはあの子の残りの人生、ずっと面倒を見ると約束してくれたのです」とチャーリーの祖父ロブさんはバーバートン・ヘラルドに語った。

ニュースサイト「Cleveland.com」によると、ジャスティンさんは2014年11月、非番中にアクロンのパブで、武装した男を阻止しようとして殺された。

「彼は大きくて強い男でした」と、アクロン警察のジェイムズ・ナイス署長は事件後の会見で語った。「そして彼は優しく、みんなから愛された警察官でした」

チャーリーちゃんの幼稚園初日、ジャスティンさんの仲間は、父親がいないまま大きなイベントを迎える彼女にふさわしいお祝いをして応援する姿を見せたいと考えた。チャーリーちゃんが幼稚園に入っていくとき、警察官たちはこの記念の日に彼女の幸運を祈って声援を送り、拍手した。中には、深夜勤務明けから駆けつけた警察官もいた。

「彼らがいつでもあの子のそばにいてくれるでしょう」とチャーリーちゃんの母親アライス・シャナフェルトさんは地元テレビ局「WOIO」に語った。「もう、ジャスティンが家族を支えてくれることはないと分かっています。でも、仲間のみなさんが支えてくれているのです」

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

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