過激派組織「IS」(イスラム国)は8月25日、世界文化遺産に指定されているシリア中部パルミラの古代遺跡の一つ、バール・シャミン神殿を爆破したとする画像をインターネット上に投稿した。
朝日新聞デジタルによると、画像はIS支持者や中東研究者のTwitterで広まっている。画像は数枚あり、戦闘員が爆発物を神殿内に運び込む様子や爆発の瞬間に立ち上る煙、そして破壊後に残されたがれきの山などが写されている。撮影日時は明らかでない。
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ISが公開した「バール・シャミン神殿」の爆破画像
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■イスラム過激派について研究しているチャーリー・ウィンター氏のツイート
■世界遺産「パルミラ遺跡」とは?
パルミラ遺跡はシリアの首都ダマスカスの北東約230キロ、シリア砂漠の中央にあるローマ帝国時代の都市遺跡。凱旋門、列柱付きの大通り、コリント式の円柱に囲まれたベル神殿、半円形のローマ劇場、公共浴場、墓地の谷などがある。2011年の民主化運動「アラブの春」以降シリアの治安が悪化し、墓の盗掘などが確認され、2013年に危機遺産リストに記載された。
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2015年5月にはISが侵攻して制圧し、遺跡の石像を破壊し、女性や子供を含む400人を殺害した。8月18日には遺跡の管理責任者だった考古学者のハリド・アサド氏を斬首して処刑していた。
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