ロシアのロゴジン副首相は8月23日、メドベージェフ首相による22日の北方領土・択捉島への上陸に日本政府が抗議したことについて、自身のTwitterで「ハラキリ(切腹)」という言葉を使って日本を批判した。時事ドットコムなどが報じた。
ロゴジン副首相は「真の(日本の)男なら、伝統に従ってハラキリをして落ち着いたらいい。今は騒いでばかりいる」とやゆした。
岸田文雄外相は22日、アファナシエフ駐日ロシア大使を外務省に呼んで「訪問は日本の立場と相いれず、日本国民の感情を傷つけるもので、極めて遺憾だ」と抗議。ロシア外務省は「日本は第2次大戦の結果に反対し続けている」と反論した。
(時事ドットコム:「日本人なら切腹して静かに」=首相択捉訪問、抗議に不快感-ロ副首相 2015/08/24 18:24)
この発言を受けて、岸田文雄外相は25日午前の閣議後の記者会見で、「非建設的な発言にコメントするのは控える」「重要なことは北方四島の帰属問題を解決し平和条約を締結していくことだ」などと述べた。
ロゴジン副首相は対外強硬派で、たびたび愛国的な過激発言をすることで知られている。北方領土問題をめぐってはこれまで、「無条件降伏した戦争の結果に関して、日本は黙っているべきだ」などとも発言している。
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