【ガザ紛争から1年】日本人が撮影した現場と、子供たち(画像集)

イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの軍事作戦が終了してから26日で1年。「国際連合パレスチナ難民救済事業機関」の保健局長、清田明宏さんが撮影したガザの写真を紹介する。
清田明宏・UNRWA

中東イスラエルとパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスの戦闘が終了してから、8月26日で1年となる。2014年7月から50日続いたこの紛争では双方の2200人以上が死亡。1年が過ぎてもガザの復興はいっこうに進まず、がれきを前に人々は将来への希望を持てないままでいる。

パレスチナ難民を支援する「国際連合パレスチナ難民救済事業機関」(UNRWA=アンルワ)の保健局長で医師の清田明宏さんは、2014年夏のこの「ガザ紛争」では停戦直後も含めて計3回、ガザに滞在して携帯電話のカメラで子供らの姿を撮影。写真絵本「ガザ: 戦争しか知らないこどもたち」(ポプラ社)を5月に出版した。

写真絵本には、ガザの子供たちが、東日本大震災の起きた3月11日前後に毎年、犠牲者の追悼と日本からの支援に感謝の意を込めてたこ揚げをし、さらに、岩手の釜石でガザの人たちに向けて子供たちがたこ揚げをした様子も収められている。

清田さんが撮った写真を紹介する。

清田明宏・UNRWA
避難所となった国連の学校の教室にいる子供たち=2014年8月7日
清田明宏・UNRWA
崩壊した自宅の前に立つ人々=2014年9月11日
清田明宏・UNRWA
避難所となった国連の学校=2014年8月8日
清田明宏・UNRWA
壊れた自宅の一室に立つイマンさん家族=2014年9月11日
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