韓国と北朝鮮が軍事境界線付近で砲撃戦を繰り広げ、緊張が高まる中、8月22日午後6時から、板門店で南北の高官が会談することになった。
20日の砲撃戦以後、北朝鮮側は、韓国側が軍事境界線近くに設置した対北宣伝放送用の拡声機を、22日午後5時半までに撤去するよう求めている。21日に「準戦時状態」を宣言、22日には国営テレビで「全面戦争も辞さず」との声明を発表した。会談が緊張の打開につながるか注目される。
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韓国大統領府の発表によると、韓国側は金寛鎮(キム・グァンジン)国家安保室長と洪容杓(ホン・ヨンピョ)統一相、北朝鮮側は黄炳瑞(ファン・ビョンソ)朝鮮人民軍総政治局長と金養健(キム・ヤンゴン)統一戦線部長が出席する。
【UPDATE】2015/08/23 0:51
聯合ニュースによると、会談は23日午前0時を過ぎても続いている。
【UPDATE】2015/08/23 14:20
22日午後6時半から始まった会談は、23日午前4時15分まで続いていったん中断し、午後3時から再開することになった。韓国大統領府の報道官は「双方は、最近の事態の解決方法と、今後の南北関係の発展方法について、幅広く協議した」と述べた。
■これまでの経緯■
8月4日 非武装地帯で韓国軍兵士2人が足を切断するなど負傷
8月10日 韓国側、軍事境界線付近で北朝鮮向けの宣伝放送を11年ぶりに再開
8月17日 定例の米韓合同軍事演習開始
8月20日 南北が砲撃戦
8月21日 北朝鮮、「準戦時状態」を宣言
8月22日 南北高官会談
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