野心的。神経質。完璧主義者。
競争心が強くてせっかちな人たちは、心理学の分類では「タイプA」と呼ばれ、イライラしやすいことで知られる。この「タイプA」の人たちは常日頃、他の人にとってはネガティブと思われるような感情を抱えている。彼らは“ねじを巻きすぎてしまう”性質のため、あまり気の休まることことがない。彼らが仕事に取り組むときは、いつも切羽詰まっている。このタイプの人たちは常にベストを尽くすため、自分にプレッシャーをかけ続けているのだ。
別の言いかたをすると、このタイプの人は少し神経が張りつめている。
しかし、この性格の人たちは、いつも悲観的で希望がないわけではない。実際に「タイプA」の人が満足するようなシチュエーションもたくさんある。下で紹介するのは、「タイプA」の人が飽きることなく喜びを感じる――満足感を感じる瞬間だ。「タイプA」の人だけでなく、身近に「タイプA」がいる人も参考になるだろう。
1.「やることリスト」を片づけたときの達成感
リストに書かれている仕事を達成したときほど、満足感のある瞬間はない。絶対にない。専門家によると「タイプA」の人たちは、計画を実行することで成長するという。やることリストは、ただそれに形を与えているだけなのだ。
2.「受信フォルダ」の未読が空になったときの安心感
メールの心配は現実のものだ。せっかちなの人たちの受信フォルダは、いわば「やることリスト」のデジタル版である。言い換えると、もし未読メールがあれば、それは片づけなければならない仕事が残っていることを意味するのだ。
3.上司から褒められたときの喜び
「タイプA」は、期待以上の成果を出す人たちとして知られている。仕事なら、なおさらだ。仕事を認められ――特にそれが上司からだったら――最高のひとときだ。
4 スクラブル(盤上にアルファベットの駒を並べ、単語を作って競うゲーム)で勝ったときの感激
このタイプの人たちは非常に競争的だ。これは「何としても結果を出そう」という考えかたによるもので、良いことでもあり悪いことでもある(え、ちょっと待って。ゲームで勝ちたくない人なんていないだろう?)
5.行列から解放されたときの至福の喜び
彼らにとって、銀行やスーパーで長く待たされるほど苦痛なものはない。「多くの仕事を片づけたいと考えている、タイプAの人たちは、自分の目標や、目標への道すじが妨げられると非常にストレスをするものです」と、ミシガン州立大学経営心理学科のジョン・ショーブロック教授が以前ハフポストに話している。
6.サプライズ・パーティーを成功させたときの喜び
彼らはプランナーで、イベントを企画して人を喜ばせるのが大好きだ。また彼らは効率的に働き、かつ誠実だ。「タイプA」の人たちのエネルギーの使い道として、よーく練られたパーティーを企画するよりいい方法があるだろうか?
7.目的地に時間ぴったりに到着したときの安心感
しかし、ときには数分早く着いてしまうこともある。そんなとき「タイプA」の人たちは時間を無駄にしている感じがして嫌なのだ。言うまでもないが、このタイプの人たちは、時間に遅れることは大嫌いだ。
8.メールを送った後、すぐに返信が来たときの満足感
読まれないテキストを送るよりも最悪なものがあるだろうか? あるわけない。
9.デスクが整頓されている喜び
もし事務用品がカラーコーディネートされていたら、さらに良いだろう。「汚い机の方がクリエイティブになれる」という研究報告もあるが、タイプAの人たちは、もし自分の机が雑然として散らかっていたら生産性が下がるだろう。
10.休暇でリラックスしているときは至福の境地
「タイプA」の人たちは、すぐにいっぱいいっぱいになり、完璧に囚われすぎることで知られている(どっちも気楽ではないし健康的でもない)。よって、彼らは、くつろぐことが難しいのかもしれない。しかし、一旦くつろぎ始める……それは、この世のものとは思えない、貴重な安らぎのひとときとなる。
「タイプA」のみなさん、自分の性格を知って、感情を落ち着かせることはできただろうか? それこそが本当の満足だ。
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
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