ハフポスト日本版は、2013年5月にスタートし、国際ニュースからライフスタイルまで、各分野の専門家と個人が意見を交わしながら「未来のつくりかた」を考えてきました。
日本版は2015年、「ダイバーシティ」(多様性)を掲げ、働きかたやライフスタイルのほか、US版はじめ各国版が注力しているLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーなどの性的マイノリティ)についても、海外の動向や日本における課題や取り組みを紹介してきました。
欧米では、アメリカ連邦最高裁判所が6月、アメリカ全土で同性婚を合憲とする判決を下すなど、LGBTの法整備が進められています。2015年に入り、東京都渋谷区の同性パートナーシップ条例などをきっかけに、日本でもLGBTが大きな関心事となり、LGBTに関する人権擁護の動きや法整備などの議論が進んでいます。
イベントでは「LGBTって何だろう? 今、私たちにできること ―未来のつくりかた2015―」と題して、LGBT当事者や有識者を招き、あらためてLGBTについて、みなさんと一緒に理解を深めながら「ダイバーシティ」(多様性)を受け入れる社会について考えます。
電通ダイバーシティ・ラボの調査によれば、日本のLGBTは全体の7.6%に上ります。あらためて、LGBTが暮らしやすい職場や社会や、当事者とアライ(LGBTの支援者・理解者)ができることを、参加者とともに考えていきます。
会場は、東京都渋谷区にある、マウントレーニアホール渋谷(JR、私鉄各線、渋谷駅)。9月29日(火)18:30開場19:00開始、終了時間は21:10を予定しています(動画中継の予定はございません)。参加費は無料となります。
「未来のつくりかた」を一緒に考え、LGBTやこれからのダイバーシティについて理解を深めるには絶好の機会になるかと思います。是非お誘い合わせの上、ご参加いただきますよう、よろしくお願い致します。
【開催概要】
開催日 2015年9月29日(火)
日時 18:30開場 19:00開始 〜 21:10終了予定
主催 ザ・ハフィントン・ポスト・ジャパン株式会社
場所 マウントレーニアホール渋谷(JR、私鉄各線、渋谷駅)
東京都渋谷区道玄坂2丁目29番5号 渋谷プライム6F
定員 200 名 参加費 無料
■申し込み用イベントフォームは下記リンクからもご確認いただけます
■プログラム
19:00-19:03(3分)
冒頭の挨拶:笹川かおり(ハフポスト日本版ライフスタイル編集長)
19:05-19:25(20分)
「LGBTの基礎知識――わからないこと何でも聞いてください」(Q&A)形式
登壇者:石川大我様(東京都豊島区議会議員)
19:25-19:40(15分)
「LGBTの働きやすい職場――どんなことができますか?」
登壇者:村木真紀様(特定非営利活動法人 虹色ダイバーシティ代表)
19:40−19:55(15分)
「目に見えないマイノリティLGBTを、ポジティブに可視化しよう」
登壇者:松中権様(認定NPO法人グッド・エイジング・エールズ代表)
19:55-20:05 休憩(10分)
20:05-21:05(60分)
パネルディスカッション
「LGBTの暮らしやすい社会へ――これからのダイバーシティを考えよう」
登壇パネリスト
杉山文野様(NPO法人東京レインボープライド共同代表)
長谷部健様(渋谷区長)
東小雪様(LGBTアクティビスト)
保坂展人様(世田谷区長)
モデレータ
山下敏雅様(LGBT支援法律家ネットワークメンバー)
※パネルディスカッションでは、読者のみなさまからのご質問を、有識者の方々に聞いてみたいと思います。LGBTに関する質問や、ご自身が日ごろ抱えている課題や不安、有識者の方々に聞いてみたいエピソードなどはありませんか?
みなさまのご質問を、info@huffingtonpost.jp までお寄せください。イベントに参加できなかった方にも、記事にして質問の答えを紹介したいと思います。たくさんのご質問をお待ちしています。
21:05-21:10(5分)
閉会の挨拶:
登壇者:久世和彦(ハフポスト日本版ブログ&ニュースエディター)
※会場内に託児所などはありませんので、あらかじめご了承ください。お子さまの会場内で発生のいかなる事故、事件、ケガなどにつきまして、主催者、会場、出演者は一切の責任を負いません。保護者の方々の責任においてお子さまの保護・管理をお願いします。
※会場には駐車場のご用意はございません。公共交通機関をご利用いただくか、最寄りのコインパーキングをご利用ください。
※車椅子でお越しの方は、事前に info@huffingtonpost.jp にご連絡をいただきますようお願いいたします。
※会場のお手洗いはバリアフリーではありません。
※当日券の販売はございません。
※申し込みに関連する情報は、ザ・ハフィントン・ポスト・ジャパン(株)で取得・管理致します。
※キャンセルのお問い合わせはPeatixにログインしてご連絡下さい。
※取材などのお問い合わせは info@huffingtonpost.jp までお願い致します。
■登壇者プロフィール(敬称略)
石川大我(豊島区議会議員)
1974年豊島区生まれ。明治学院大学法学部卒業。若者支援NPO法人代表理事、衣料ショップ経営、福島みずほ参議秘書を経て2011年初当選。日本で初めてゲイであることをオープンにして当選した議員。英字紙「Japan Times」社説に「社会的弱者の声を国政/地方自治に反映させる政治家」と紹介される。その活動は、ハフィントンポスト、朝日新聞「ひと」欄ほかTV・新聞・ラジオで報道多数。
松中権(認定NPO法人グッド・エイジング・エールズ代表)
1976年、石川県金沢市生まれ。一橋大学法学部卒業後、株式会社電通に就職。2001年~2008年はストラテジック・プランニングセクションにて、国内外企業のコミュニケーション戦略に従事。2008年、海外研修制度にて米国NYのNPO関連事業に携わった経験をもとに、2010年、グッド・エイジング・エールズを仲間たちと設立し、以降、二足のわらじ人生を続ける。「LGBTと、いろんな人と、いっしょに」を合言葉に、セクシュアリティを越えてすべての人が自分らしく素敵に歳を重ねていける社会づくりを応援し、主な活動内容は企業やNPO・NGOとの積極的なコラボレーションを通したLGBTフレンドリーな「場づくり」。ワークショプ、シンポジウム、ランニングイベントから、カフェ、シェアハウス、コミュニティスペースまで多岐に渡る。2013年、米国国務省が主催する「International Visitor Leadership Program」の研修生に選出され、3週間かけて全米各所でのLGBT関連の活動団体や政府系機関を訪問しリサーチを実施。2014年10月1日、同法人が東京都より認定NPO法人としての資格を取得。2014年10月に渋谷区多様性推進条例の検討委員会に招聘され、LGBTが抱える課題と渋谷区として望まれる施策に関してのアドバイスを実施。2015年2月からはChange.orgを通して同条例案に対する11,000人超からの賛成署名を集め、同区内にて「LGBTと同性パートナーシップ証明書に関する勉強会」を開催。3月には渋谷区議会に対して陳情書を提出し、3月末の同条例案可決に向けた積極的な活動を行った。現在も同会社に勤務しながら、一般社団法人mudefの理事も務める。
村木真紀(特定非営利活動法人 虹色ダイバーシティ代表)
1974年茨城県生まれ。京都大学卒業。日系大手製造業、外資系コンサルティング会社等を経て現職。LGBT当事者としての実感とコンサルタントとしての経験を活かして、LGBTと職場に関する調査、講演活動を行っている。大手企業、行政等で講演実績多数。関西学院大学非常勤講師、大阪市人権施策推進審議会委員。第46回社会保険労務士試験合格。2015年「Googleインパクトチャレンジ賞」受賞。著書『職場のLGBT読本〜「ありのままの自分」で働ける環境を目指して〜』。
杉山文野(NPO法人東京レインボープライド共同代表)
1981年東京都新宿区生まれ。フェンシング元女子日本代表。早稲田大学大学院にてセクシュアリティを中心に研究した後、その研究内容と性同一性障害である自身の体験を織り交ぜた『ダブルハッピネス』を講談社より出版。韓国語翻訳やコミック化されるなど話題を呼んだ。卒業後、2年間のバックパッカー生活で世界約50カ国+南極を巡り、現地で様々な社会問題と向き合う。帰国後、一般企業に3年ほど勤め、現在は自ら飲食店を経営するかたわら、日本最大のプライドパレードであるNPO法人東京レインボープライド代表、セクシュアル・マイノリティの子供たちをサポートするNPO法人ハートをつなごう学校代表、各地での講演会やNHKの番組でMCを務めるなど活動は多義にわたる。日本初となる渋谷区・同性パートナーシップ条例制定に関わり、現在は渋谷区男女平等・多様性社会推進会議委員も務める。
長谷部健(渋谷区長)
1972年(昭和47年)3月渋谷区神宮前生まれ。専修大学商学部卒業後、(株)博報堂を経て、2002年に特定非営利活動法人NPOグリーンバード(greenbird)を設立。原宿・表参道を中心に、まちをきれいにする活動・参加型おそうじボランティアプロジェクトに取り組み、現在、国内外70ヶ所以上で展開している。
2003年4月に渋谷区議に初当選、3期(12年)務め、その間に、はるのおがわプレーパークの設置やNPO法人シブヤ大学の設立、アースデーマーケットの企画、超福祉展の開催、同性パートナーシップ証明書を発行する全国初の条例成立などに取り組む。2015年4月27日から渋谷区長就任。
東小雪(LGBTアクティビスト)
株式会社トロワ・クルール取締役。1985年、石川県金沢市生まれ。元タカラジェンヌ/LGBTアクティビスト。東京ディズニーシーにて初の同性結婚式を挙げ話題に。テレビ・ラジオ出演、講演、執筆など幅広く活動中。TBS系列『私の何がイケないの?』、テレビ朝日『ビートたけしのTVタックル』、NHK Eテレ『ハートネットTV』、TOKYO MX『モーニングCROSS』などメディア出演多数。著書に『なかったことにしたくない 実父から性虐待を受けた私の告白』(講談社)、『ふたりのママから、きみたちへ』『レズビアン的結婚生活』(共にイースト・プレス)がある。LGBT初のオンラインサロン「こゆひろサロン」運営。
保坂展人(世田谷区長)
世田谷区長。ジャーナリスト。1955年、宮城県仙台市生まれ。高校進学時の「内申書」をめぐって「内申書裁判」をたたかう。1980年代から学校、教育問題をテーマにジャーナリストへ。1996年総選挙で衆議院議員となり、2009年まで、3期11年間をつとめ、国会質問546回を重ね「質問王」の異名をとる。2011年4月から世田谷区長。近著に『88万人のコミュニティデザイン』(2014年・ほんの木)、『闘う区長』(2012年集英社新書)
山下敏雅(弁護士)
2003年東京弁護士会に弁護士登録。労災事件、子どもの事件、セクシュアルマイノリティ支援、HIV陽性者支援等に取り組む。LGBT支援法律家ネットワークメンバー。
■申し込み用イベントフォームは下記リンクからもご確認いただけます。
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