世界的に有名な浮世絵師、葛飾北斎が大波の描写をマスターするまでに、30年近くかかったことを指摘するツイートが話題になっている。
これは1805年、まだ40代だった北斎が制作した版画「おしおくりはとうつうせんのづ」。北斎の代表作の一つ「神奈川沖浪裏」(かながわおきなみうら)と同じく、押送船と大波という題材を扱っているが、いまいち迫力が足りない。
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こちらは「神奈川沖浪裏」。1831年ごろに出版された名所浮世絵の連作「富嶽三十六景」の一つ。北斎70代の作品で、はるかに迫力を増している。
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CMプランナーの田中泰延さんは、この2つの絵を比較した上で「表現物でも、仕事のプロジェクトでも、『ひとつのテーマで納得のいくまでやりとげたい』と思ったら、何度でも挑戦すべき」と、Twitteに投稿。6000回を超えるリツイートをされ、広く拡散している。
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