安倍首相は7月31日、都内で開かれた東南アジアを中心とした世界の鶏卵業関係者が集まる会合であいさつし、卵かけご飯やすき焼きなど、生卵を食べる日本の文化をアピールした。生卵も安全に管理・提供できる日本の技術を輸出することが狙いだ。
開催されたのは、日本とアジア各国が鶏卵業界の課題について議論する「たまごサミット2015イン東京」。安倍首相は「海外には卵を生で食べる習慣はありませんが、日本におきましては、すき焼きやご飯に生の卵をかけて食べる、独自の卵のおいしい食べ方がたくさんあります」とあいさつし、「日本の鶏卵は生でも食べられることが可能となるように、生産されています」と、日本の高い生産技術をアピールした。
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安倍首相はサミットのあいさつで、日本の高い衛生管理技術を輸出することが「アジアの食品衛生分野の発展、栄養改善に貢献する」とコメント。日本の鶏卵関連企業の海外展開を通じて、「日本経済のみならず、世界経済の成長と発展にも貢献する」と鶏卵技術の輸出に意欲を見せた。