【芥川賞】選考会前に又吉直樹「信じられへん状況」 16日夕方発表

小説「火花」が芥川賞の候補になっているお笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さんが、16日夕方に迫った選考会を控え「信じられへん状況になっている」と心境を語った。
芥川賞候補になった、お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さんの小説「火花」

小説「火花」が第153回芥川賞の候補になっているお笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さん(35)が、7月16日夕方に迫った選考会を控え「信じられへん状況になっている」と心境を語った。13日に京都市内で開かれたイベントでそう明かした。47NEWSなどが伝えた。


又吉は「昔から読んできた作家さんに自分の本を読んでもらえるという、信じられへん状況。緊張感、怖さもあるけど、楽しみでもあり、すごく光栄なことやと思います」と期待をのぞかせた。

反響の大きさに「やっぱりすごい賞なんやと思いました」と芥川賞の“威力”を実感した様子。賞を逃した瞬間のシミュレーションをしたといい、「明る過ぎても『無理してる』みたいな…」と漏らし、笑いを誘った。

又吉「緊張感、すごく光栄」 芥川賞選考会控え心境 - 47NEWS 2015/07/13 16:07)

又吉さんは 5月に三島由紀夫賞を1票差で逃している。

芥川賞の選考会は、7月16日午後5時から東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれる。

芥川賞と直木賞の候補作は次のとおり(作者名=敬称略・五十音順)

■「第153回芥川龍之介賞」

内村薫風『MとΣ』(新潮3月号)

島本理生『夏の裁断』(文学界6月号)

高橋弘希『朝顔の日』(新潮6月号)

滝口悠生『ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス』(新潮5月号)

羽田圭介『スクラップ・アンド・ビルド』(文学界3月号)

又吉直樹『火花』(文学界2月号)

■「第153回直木三十五賞」

門井慶喜『東京帝大叡古教授』(小学館)

澤田瞳子『若冲』(文藝春秋)

西川美和『永い言い訳』(文藝春秋)

馳星周『アンタッチャブル』(毎日新聞出版)

東山彰良『流』(講談社)

柚木麻子『ナイルパーチの女子会』(文藝春秋)

【関連記事】
ハフィントンポスト日本版はFacebook ページでも情報発信しています

注目記事