フロリダ州サラソータの路上でホームレスの男性がピアノを奏でる姿は、世界中で大きな反響を呼んだ。そして、この動画が多くのメディア上でシェアされた結果、彼は長年生き別れの状態になっていた息子と再会を果たせたそうだ。
グールドさんは、ドニーが3歳の時に、薬物乱用が原因で彼の養育権を失ってしまった。しかし地元のテレビ局がグールドさんの映像を放映すると、ミシガンに住む18歳のドニーさんの目に止まったという。彼らは7月7日にFaceTime上で「再会」を果たした。親子が会話をするのは15年ぶりだった。
「ドニー、元気かい? 会えてとても嬉しいよ」。グールドさんは、名字は秘密にしていたドニーさんに感極まって話しかけた。Face Timeのビデオ通話をしている間中、グールドさんは感極まったようだったとWFLAは伝えている。
ドニーさんの養父母もグールドさんの動画を見て、再会させられないか地元テレビ局WOODに連絡したという。WOODは姉妹局のWELAに連絡し、グールドさんとドニーさんをFace Timeで再開できるようコーディネートした。通話中、きれいに髭を剃り落として大変身したグールドさんは、最近高校を卒業した息子とやりとりする機会に恵まれた。
WOODによると、グールドさんはこう語りかけた。「お前の子供時代を全部台なしにしてしまった。申し訳ない」
対話はお互いにとって感動的な体験となった。そしてグールドさんは音楽のおかげで実現したと語った。
「21歳かそれくらいの時、音楽で世界をめぐることができました。そして今、音楽が私の子供と引きあわせてくれたのです」
グールドさんはいつか、ドニーさんと実際に対面できるようになれればと願っている。グールドさんを支援するためクラウドファンディングサイト「GoFundMe」で募金ページを立ち上げたジャクリーン・ビバンさんはハフポストUS版に、グールドさんは7月8日、薬物中毒から更生するためリハビリ施設に入ったと語った。
グールドさんに寄付をするには、GoFundMeのこちらのページから。
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
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