同性婚に反対する大人たちに一人で立ち向かった小学校一年生のジーアは、一言も発しないことは、時に大声よりも大きな力を持つことがあるということを教えてくれる。
アメリカの連邦最高裁判所は、6月26日に同性婚を合法だとする判決を下した。大勢がこの判決を歓迎した一方で、判決に反対する動きも見られた。
オハイオ州コロンバスで開催された音楽とアートのお祭り「ComFest」でも、同性婚を批判する人たちがプラカードを持って大声で同性婚に反対した。怒りをあらわにした反対運動は大人でも怖じ気づくほどの勢いだったが、7歳のジーアは彼らの前に行き、LGBT運動の象徴であるレインボーフラッグを静かに降り続けて同性婚への賛同の意を表した。
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彼女がレインボーフラッグを振り続ける様子を、父親のライアン・ボーリングさんが撮影している。叫び続ける男性に臆することなく立ち向かうジーアのところには、大人たちが次々と来てハイタッチをし、彼女への支持を表している。
「ジーアは彼女に向かって大声で叫び続ける男性に、数分間にわたって向き合い、レインボーフラッグを振り続けました。彼女はまだ一年生で相手は大人です。本当は怖かったと後から話してくれました。でもComFestの参加者たちは、ジーアはひとりぼっちではないと感じさせてくれました」と、ライアンさんはFacebookに書いている。
ジーアが旗を降り続ける様子はインターネットでまたたく間に広がり、Tシャツのデザインにもなっている。Tシャツの売り上げの一部はLGBTを支援するNPOに寄付されるという。
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この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
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