6月11日に南アフリカのヨハネスブルグで開催されたアフリカ連合のサミットで、女優で活動家のアンジェリーナ・ジョリーさんが女性の人権問題に関するスピーチをして大きな注目を集めたと、イギリスのインディペンデント紙が伝えた。
このサミットにはアフリカ連合委員長のヌコサザナ・ドラミニ=ズマ氏やイギリス外務相のウィリアム・ヘイグ氏などが出席した。そこでジョリーさんは、世界各国に向けて女性への暴力や人権侵害の問題に向き合うよう訴えた。
「女性に対する暴力が世界中で広がっています。紛争地域の女性たちも、平和な地域に住む女性たちも暴力に苦しみ、そしてそれがまるで取るに足らない犯罪のように扱われています」
ジョリーさんは「女性を野蛮に扱うことをよしとする、過激派たちの暴力の矢面に女性たちが立たされている」と述べ、「この問題を、私たちが紛争を防げなかったことと切り離して考えることはできません。この問題のために、これまでに例を見ないほど大勢の人々が苦しんでいる」と話した。
そして、問題への解決策について次のように述べた。
「この問題を解決するためには、女性によって作られ、女性に重点をおき、女性によって実行される、長期にわたる安全保障政策が必要です。それは男性を犠牲にするものではなく、男性に代わるのでもなく、女性と男性がともに進めていくものです」
また、ジョリーさんは女性の権利向上を訴える運動に男性が参加することの重要性についても触れ、それは個人レベルから始められると語った。
「強く自由で教養のある女性ほど、社会を支えることができる人はいません。そして女性を敬って大切にし、女性のリーダーシップを守る男性ほど、人々の模範となる人はいません」
H/T The Independent
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
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