世界最速を目指す超特急「フレッチャロッサ1000」が、6月14日からイタリアで運行開始した。イタリアのニュースサイト「ベスヴィオ・ライブ」などが報じた。
「フレッチャロッサ1000」は最高時速400km。当面の営業速度は、従来通り時速300kmだが、2015年末までには時速360kmにスピードアップする予定だ。これは、リニアモーターカー以外の鉄道としては、フランスのTGV(時速320km)を抜いて世界最速だ。ローマ〜ミラノ間が現在の2時間55分から、35分早い2時間20分で結ばれることになる。
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フレッチャロッサは、「赤い矢」という意味で、その名の通り真っ赤なカラーリングが特徴。新型車両ETR1000は、日本の新幹線と同じく各車両が動力を分散するのが特徴。著名なイタリア企業・ベルトーネが、デザインを手がけた。同社のリッリ・ベルトーネ会長は「フレッチャロッサ1000は、困難に直面しても挫けず、チャレンジを続けて成功を手にする国・イタリアを象徴した作品」とコメントしている。
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TOBIAS SCHWARZ via Getty Images
ベルリンで開催された交通機関の国際見本市に出展された「フレッチャロッサ1000」(2014年9月23日撮影)
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EPA=時事
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EPA=時事
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EPA=時事
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