「CEO支持率ランキング」1位は前年11位から躍進のあの人 理由は「近づきやすくなった」

アメリカには有名なCEOがたくさんいるが、6月9日に発表された「CEO支持率ランキング」は、自分の会社の社員に最も支持されてるCEOが誰かを紹介している。
FILE- In this Monday, May 21, 2012, file photo, Google CEO Larry Page speaks at a news conference at the Google offices in New York, Monday, May 21, 2012. Page disclosed Tuesday, May 14, 2013, that he has a problem with his vocal cords that makes it difficult for him to speak and breathe occasionally, but he says he remains fit enough to keep running the Internet's most influential company. (AP Photo/Seth Wenig)
FILE- In this Monday, May 21, 2012, file photo, Google CEO Larry Page speaks at a news conference at the Google offices in New York, Monday, May 21, 2012. Page disclosed Tuesday, May 14, 2013, that he has a problem with his vocal cords that makes it difficult for him to speak and breathe occasionally, but he says he remains fit enough to keep running the Internet's most influential company. (AP Photo/Seth Wenig)
ASSOCIATED PRESS

アメリカにはスター並みの人気を誇る最高経営責任者(CEO)がたくさんいるが、自分の会社の社員に最も支持されているCEOは誰だろう。

6月9日に発表された「CEO支持率ランキング」によると、社員に最も支持されているCEOとして選ばれたのはグーグルのラリー・ペイジ氏だ。

このランキングは従業員による企業評価サイト「グラスドア」がまとめたもので、今年で3回目となる。

データは、従業員を対象にした匿名のアンケートで集めた。アンケートでは自社のCEOのリーダーシップや見識、その他にも会社の労働環境などについても尋ねた。グラスドアのキャリアトレンド・アナリスト、スコット・ドブロスキ氏は「このランキングは、CEOを最もよく知る人々による評価です」と話す。

1位になったペイジ氏の支持率は97%で、2014年の11位から躍進した。アンケートの結果から、ペイジ氏を首位に押し上げた理由は二つある、とドブロスキ氏は説明する。

一つ目は、ここ1年でペイジ氏が近づきやすい存在になったということだ。「従業員のイベントによく顔を出すようになり、彼らと同じように振る舞うそうです」とドブロスキ氏は説明する。

もう一つは、グーグルの福利厚生制度だ。特に家族のための福利厚生が高く評価されたという。「グーグルの従業員の多くが、アンケートで福利厚生制度についてコメントしており、父親の育児休暇を、産休と同じ期間に延長したことなどが触れられていました」

もちろん、テクノロジー業界の中で最高水準の給与も、グーグルが高く評価される理由だろう。グーグルは従業員の離職率も低い

従業員への待遇を良くすることが、会社の業績にも効果があることは、別のデータからも分かる。

3月にフォーチュン誌が発表した「働きがいのある企業100社」にランクインした企業は、給与や福利厚生、手当が充実しているがそれだけではない。

1998年以降に「働きがいのある企業100社」に選ばれた企業の業績は、アメリカの証券取引所に上場された代表的な500銘柄の株価指数「S&P 500」に比べてほぼ2対1の割合で高いという。

その「働きがいのある企業100社」で2015年に首位になったのは、もちろんグーグルだ。

CEO支持率ランキングの1〜10位は以下の通りだ。

この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

[日本語版:湯本牧子/ガリレオ]

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