タレントで映画監督の北野武さん(68)が6月4日、フランスの「シャンパーニュ騎士団」から、名誉侍従を意味する「シャンベラン・ドヌール」の称号を与えられることが決まった。サンスポによると、シャンベラン・ドヌールは過去2人しか与えられていない最高位だとされる。どのような団体が贈る、どのような賞なのかをまとめた。
■シャンパーニュ騎士団とは
シャンパーニュ騎士団(オルドル・デ・コトー・ドゥ・シャンパーニュ)は1656年、ルイ14世の宮廷グルメとして知られる貴族たちによって設立されたシャンパンの愛好団体。350年以上の歴史を持ち、フランスのなかで最も由緒ある騎士団のひとつで、唯一、シャンパーニュ委員会が認めている団体でもある。
シャンパンの普及を目的に活動しており、これまで全世界においてシャンパンの普及に貢献した人、シャンパーニュ愛好家である各界著名人や芸術家、ジャーナリスト、美食家など5000人を超える人々を、シュヴァリエ(騎士)として叙任してきた。
■シャンベラン・ドヌールとは
騎士団の一員であるGMOインターネット・熊谷正寿さんのブログによると、騎士団の階級は上から、
- コマンドール(団長)
- ディンティール(参事)
- シャンベラン(侍従)
- オフィシエ(将校)
- シュバリエ(騎士)
となっている。
北野さんは1999年に「シュバリエ(騎士)」、2010年に「オフィシエ(将校)」に任命されていた。今回は、さらに上の階級での叙任。過去にはモナコ公国の大公アルベール2世、フランスの政治家、フランソワ・バロワン氏の2名しかおらず、北野さんは史上3人目の快挙となる。
叙任について北野さんは「シャンパーニュ騎士団からオフィシエ・ドヌールを叙任されたり、フランスの文化大臣より芸術文化勲章のコマンドールを受章してきましたが、このたびの叙任は大変な名誉だし、光栄に思っています。今後の仕事の大きな励みになるので、とてもありがたいことです」とコメントした。
以下に、日本で叙任されているシャンパーニュ騎士団の面々を紹介しよう。
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