「世界で最も価値あるブランド」ランキングで、アップルがグーグルから首位の座を奪還した。
このランキングを調査しているのは、市場調査会社WPPとミルウォード・ブラウン。彼らがが発表したブランド価値調査「2015年ブランドZ」によると、アップルのブランド価値は、前年比で67%上昇し、2470億ドル(約30兆6550億円)に達した。
グーグルのブランド価値も9%アップして1737億(約21兆5600億円)ドルだったが、首位には届かなかった。
アップルは2013年に1位の座を獲得したものの、2014年にはグーグルに破れていた。今回の首位奪還に貢献し、実質的に同社のブランド価値を押し上げたのは、「Apple Watch」ではなく「iPhone 6」だ、とブランドZは説明している。
調査チームの主任を務めたミルウォード・ブラウンのドリーン・ウォン氏は、プレスリリースの中でアップルが最も価値のあるブランドに選ばれた理由をこう語る。
「アップルは革新に取り組んで時代を先どりすることで、消費者にとって本当に役立つものを生み出している。それがアップルがテクノロジー分野で勝利をおさめている理由だ」
「アップルは目ざすものを明確に打ち出し、絶えず新たな形でメッセージを発信することで自社を差別化しており、それが同社の価値を高めている」
Apple、Google以外で、世界で最も価値があると評価されたのは次の10社だ
なお、日本企業でトップ100に入ったのは、30位のトヨタ、78位のホンダ、93位のニッサン、96位のNTTドコモ、98位ソフトバンクの5社だ。
また、アジアのトップ10のうち、8つを中国ブランドが占めた。1位は、中国のIT企業テンセント(世界11位)、2位はアリババ(世界13位)、3位はチャイナモバイル(世界15位)。トヨタは6位(世界30位)でサムスンは8位(世界45位)だった。
この記事はハフポストカナダ版に掲載されたものを翻訳しました。
[日本語版:梅田智世、合原弘子/ガリレオ]
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