2014年9月に韓国・仁川アジア大会で韓国記者のカメラを盗んだとして、窃盗の罪に問われた競泳元日本代表の冨田尚弥被告(26)の判決公判が5月28日、仁川地裁で開かれ、検察の求刑通り罰金100万ウォン(約11万円)の有罪判決を言い渡した。時事ドットコムなどが報じた。
冨田選手は大会中に略式起訴されて罰金100万ウォンを納付したが、帰国後に犯行を否定。無実を証明するために韓国での正式な裁判を申請していた。
弁護側はカメラは何者かにかばんに入れられたと主張したが、仁川地裁は、水泳場の現場の防犯カメラにはそれらしき人物が映っていなかったとして退け、窃盗の事実を認定。「日本代表選手がカメラを盗んだことは軽視できないし、反省もしていない」と批判した。
(時事ドットコム:冨田選手に有罪判決=アジア大会窃盗事件で-韓国 2015/05/28 18:23)
冨田選手は判決後、報道陣の前でコメントを読み上げた。「私は絶対に盗んではいません。日本の代表選手として出場した私にもプライドがあります。神聖な競技会場で、私は人のものを盗むような行為をするはずがありません。身の潔白を改めて強く主張します」などと訴えた。
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