大腸がんの末期であることを告白し闘病していた俳優の今井雅之(いまい・まさゆき)さんが5月28日未明、大腸がんのため都内の病院で死去した。54歳だった。治療、リハビリに懸命に励んでいた。サンスポなどが報じた。
今井さんは、昨年8~9月に体調の異変を感じ、11月中旬に、「末期の大腸がん」と宣告され、同月下旬に手術で約2センチの大きな腫瘍と3つの小さな腫瘍を切除した。その後、病院を転々としながら抗がん剤治療を開始し、4月28日から6カ所目となる都内の病院に入院。その2日後の30日には、主演舞台「THE WINDS OF GOD」の降板会見を開き、「末期がんでステージ4」と自身の病状を報告。かつての面影はなく、激ヤセした姿で懸命に声を振り絞り「病には勝てなかった」と涙を浮かべる一方、俳優業に対する熱い思いを告白。「この仕事を命がけでやっていきます」と再起を誓ったが、その願いはかなわなかった。
(今井雅之さん、大腸がんで死去 54歳 - 芸能社会 -サンスポ 2015/05/28 11:46)
今井さんは兵庫県生まれ。高校卒業後、陸上自衛隊を経て法政大を卒業。奈良橋陽子演出の舞台「MONKEY」でデビュー演劇デビューし、1996年には映画「静かな生活」で日本アカデミー賞優秀助演男優賞受賞した。
Advertisement
【関連記事】
ハフィントンポスト日本版はFacebook ページでも情報発信しています。
ハフィントンポスト日本版はTwitterでも情報発信しています。@HuffPostJapan をフォロー
関連記事