アイルランドで5月22日、憲法に同性婚を認める条文を追加するかどうかを問う国民投票が行われる。条文案は「結婚は、法に基づき、性別との関係なく2人によって成立する」。同性婚を認める法律は世界でも例があるが、憲法に記すかどうかを国民投票で決めるのは世界で初めて。
ニューヨーク・タイムズによると、カトリック教徒が国民の8割を占めるアイルランドは、1993年に同性愛を犯罪の対象から除外したが、西側諸国では一番最後だったという。しかし、今回の国民投票について世論調査では賛成派の優勢が伝えられており、今度は憲法で同性婚を認める世界初の国になる可能性がある。
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アイルランドでは2010年、同性カップルを対象にパートナーシップ制度が認められ、結婚と同等の社会保障や税制を認める法律が成立した。しかし、同性カップルによる養子縁組を認めない内容で、憲法でも同性婚が認められないことなどから、異性間の結婚と比べて不平等だとする声が出ていた。
アイルランドでは1月、レオ・バラッカー保健相が同性愛者であることを公表。憲法改正を進める活動を展開していた。
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