【ニュースで学ぶ英語】東京ラーメン体験記

最近、日本のテレビ番組で、ラーメンがアメリカをはじめとする外国で人気になっていることがよく紹介されています。ラーメン店の数も相当増えているので、「本場」の日本にラーメンを食べに来る人がいるのも不思議ではないでしょう。
Ana Garcia

ハフポストの英文記事から、最新の時事英語や知って得するキーフレーズをピックアップしてご紹介します。

執筆者:丸橋 勇

最近、日本のテレビのワイドショーやバラエティー番組で、ラーメンがアメリカをはじめとする外国で人気になっていることがよく紹介されています。ラーメン店の数も相当増えているので、「本場」の日本にラーメンを食べに来る人がいるのも不思議ではないでしょう。アメリカのテレビジャーナリストが、自分の体験をハフポストUS版のブログに掲載しています。

【例文】

I'd Ramen Be Alone

[以下抜粋]

It's not hard finding great ramen in Tokyo. It's the restaurant that's hard to find.

Fortunately for me, my cousins led me on a gastronomic adventure to Ichiran ramen in Roppongi.

Ichiran specializes in Tonkotsu ramen, which has a creamy pork-based broth. The ramen is great, but it's the kitschy 60's décor and challenging ordering system that make this an experience.

【今週のポイント】

I'd Ramen Be Alone

この見出しの本当の意味は、作者に確認したところ、"I'd rather be alone."をもじったものでした。したがって、「一人でラーメンが食べたい」が適訳でしょう。

【その他のキーフレーズ】

great ramen

本来、greatは、「大きい」「偉大」「素晴らしい」等の意味ですが、この場合は、「おいしいラーメン」が適訳でしょう。ちなみに、ラーメンは英語でも同じような発音ですが、時々「レイメン」と発音する人がいる。

gastronomic adventure

gastronomicは、「美食の」「料理法の」等の意味から、この場合は、「食の冒険」ぐらいに訳すのがいいと思います。

specializes in

「〜を専門とする」の意味。

broth

「出汁」「スープ」の意味。

kitschy

「低俗な」の意味。

challenging

「困難だがやりがいがある」の意味から、この場合は、「複雑な」が適当ではないでしょうか。

【今回の例文の仮訳】

1人でラーメンが食べたい

東京でおいしいラーメンを見つけるのは、それほど難しいことではない。難しいのは、その店を見つけることだ。

幸いなことに、私の従兄弟たちが六本木にある「一蘭」という店に食の冒険へ連れて行ってくれました。

「一蘭」は、とんこつラーメン専門店で、そのとんこつスープはクリーミーな味わい。ラーメンはとてもおいしいけれど、それ以上に低俗な1960年代の内装と複雑な注文方法がこの店を面白くしてくれている。

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執筆者

丸橋 勇(フリー通訳・翻訳業)

同時通訳者だった父親の関係で幼児期から10年間米国滞在。慶応義塾大学文学部。外資系企業等の勤務を経て、26歳で独立し以来約30年間フリーの通訳・翻訳家として活躍。主な業務内容は、ビジネス系・技術系・学術系通訳及びドキュメントの翻訳。

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