太平洋上を飛行中の飛行機の中で、5月10日、赤ちゃんが生まれた。飛行機はカナダのカルガリー発成田行きエア・カナダ9便。午後2時25分に到着予定だったが、機内で乗客が出産したとして緊急事態を宣言し、予定より早い午後1時54分に成田空港に着陸した。
産経新聞ニュースによると、出産したのは23歳のカナダ国籍の女性。母子ともに良好な健康状態だという。
FNNニュースによると、女性は機内で産気づいた。「お客様の中でお医者様はいらっしゃいませんか」とアナウンスがあったという。
たまたま乗り合わせていた医師が立ち会い、エコノミークラスから、ビジネスクラスに席を移して出産。居合わせた乗客は、「もう拍手が起こって、全員で。かわいい赤ちゃんで」と話した。成田に到着すると、生まれたばかりの女の赤ちゃんを抱いた父親に、「コングラチュレーション(おめでとう)」と声がかけられ、父親も手を振って応えた。
この報道に、Twitterには「おめでたい」「ドラマみたい!」との声が上がる一方で、「出産間近に搭乗するなんて」「控えるべき」との批判の声も出ている。
ANAでは出産予定日より28日以内(妊娠36週)の妊婦の搭乗は診断書の提出が条件とされており、7日前を過ぎると、さらに医師の同乗が必要になる。JALも同様だ。エア・カナダでも、妊娠36週よりも前に同乗することが求められている。
なお、飛行機内での出産は、5日にもセネガルからフランスのシャルル・ドゴール空港に向かうエア・フランスの719便で起こっていた。出生のアナウンスで、機内は万雷の拍手に包まれたという。
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