【スミス大学】アメリカの名門女子大、トランスジェンダーの入学が可能に

アメリカの名門女子大「スミス大学」が、トランスジェンダーの学生の入学を2015年秋入学から許可すると発表した。

アメリカ・マサチューセッツ州にある名門女子大「スミス大学」が5月2日、トランスジェンダーの学生の入学を2015年秋入学から許可すると発表した。男性に生まれたが、女性としてのアイデンティティを持つ学生は入学の対象となる。一方で、女性に生まれた後に男性のアイデンティティを持つ学生の入学は許可されない。

発表文は、「設立以来、女性のアイデンティティの概念は進化してきた」と主張。今回の決定でも「女子大学としての使命とアイデンティティは変わらない」とした。

スミス大学は、アメリカで「アイビーリーグ」と呼ばれる名門大学郡の"妹校"とされるセブンシスターズ7校のなかで、最大規模を誇る名門校。栄陽子留学研究所によると、アメリカのフェミニズム運動の学生拠点でもあるという。

トランスジェンダーでスミス大へ入学を希望する学生はこれまでにもいたが、大学側が認めなかった。大学側は在籍する生徒や卒業生、保護者らから意見を募集するなどして検討。専門家の意見を聞いた上で、理事会の投票を経て決定した。

【ハフィントンポスト日本版2周年イベント開催】

未来のつくりかた――ダイバーシティの先へ 2015年5月16日(土)14:00開始

グローバル人材、アジアの女性、子育てしやすい国、これからの働きかた――。小室淑恵さんや瀬谷ルミ子さんら有識者のほか、アジア各国版の編集主幹と「多様性」についてディスカッションします。 詳細は、こちらから

【関連記事】

ハフィントンポスト日本版はFacebook ページでも情報発信しています

注目記事