自民党の憲法改正推進本部(船田元本部長)は4月28日、憲法改正の必要性を若者らに訴えるために作成したマンガ「ほのぼの一家の憲法改正ってなあに?」(PDF、64ページ)を発表した。時事ドットコムなどが報じた。
一家の曽祖父が現憲法の問題点を家族に教える内容。「連合国軍総司令部(GHQ)が与えた憲法のままでは、いつまでたっても日本は敗戦国」と断じ、9条に関しては「戦争を放棄さえすれば戦争がないと思っとるのか」と疑問を呈している。
ただ、具体的な課題については、他党の理解を得やすい大規模災害時の緊急事態条項制定や、環境権など新たな人権の創設を掲げた。憲法改正推進本部の礒崎陽輔事務局長は党本部で記者会見し、「どの世代でも読んでいただけるものをつくった」と語った。
(時事ドットコム:改憲、漫画でアピール=「押しつけ論」にも言及-自民 2015/04/28 17:22)
マンガは今後、講演や演説会で配布する。自民党は2年以内に憲法改正の賛否を問う国民投票を実施したい考えで、マンガを通じて憲法改正の必要性について多くの人の理解を深めたい狙いがある。
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