元サッカー日本代表の前園真聖(まさきよ)氏が、4月26日にフジテレビ系で放送された『ワイドナショー』に出演し、世界的に有名なサッカー選手たちと交換したユニフォームを自宅に持ち帰らず、ロッカールームに放置していたことを明らかにした。1996年のアトランタ・オリンピックでは、ブラジル代表のスター選手、ロベカルことロベルト・カルロス氏とユニフォームを交換したが、それも置いて帰ったという。
この日、番組では「芸能人のお宝」というテーマでトークが展開されていた。番組で司会を務める東野幸治氏に「国際試合とかされますが、何かお宝はあるんですか」と振られた前園氏は、「一応、ユニフォーム交換をするんですけど、僕は、そのままロッカールームに置いて帰る。持って帰らないです」と告白。その理由について、「汗をかいていますし、ビチョビチョで…においもすごい。置いておいたらスタッフが持って帰る」と述べた。
スポーツライターの金子達仁氏に、アトランタ・オリンピックのブラジル戦では誰とユニフォームを交換したかのと聞かれると、前園氏は「ロベカル」とビッグネームを回答した。2012年まで現役でプレイしていたロベルト・カルロス選手は、1973生まれで前園さんと同じ年齢。168センチと小柄ながら、世界有数の左サイドバックとして活躍した。イタリアのインテル・ミラノやスペインのレアル・マドリードといったビッグクラブで活躍。18歳でブラジル代表に選抜されると、1998年ワールドカップ・フランス大会準優勝、2002年ワールドカップ・日韓共催大会優勝の原動力となった。
ロベルト・カルロス氏 1998年撮影
前園氏はアトランタオリンピックでは、日本代表のエースとして活躍。キャプテンも務めた。グループリーグ第1戦ではブラジル代表を1−0で破って日本が勝利し、マイアミの奇跡と呼ばれた。
この時の交換したユニフォームについて、番組出演者の一人から「捨てたんですか?」と指摘されると、前園氏は「捨ててはいません。ロッカールームに置いておいたんです」と説明。「ビショビショだったんで…」と理由を述べた。金子氏は交換したユニフォームは「激レア」だと惜しんだ。
一方、番組に出演していた宮沢喜一氏の孫でタレントのラフルアー宮澤エマ氏が、「家に、2002年の日韓共催大会で韓国選手全部のサインが書かれたゲームボールがあるが、いらないと思って地下に置いてあるんです。それは、価値のあるものなんですか」と前園氏に問うと「それは汗をかいていない」とコメント。「韓国が一番良い成績を修めたのは、日韓共同開催の年。価値はどんどん上がっていく」と話した。
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