安倍首相が総理名義で真榊奉納 靖国神社の春季例大祭

安倍晋三首相は21日、東京・九段北の靖国神社で始まった春季例大祭に合わせて、「内閣総理大臣 安倍晋三」名で「真榊(まさかき)」と呼ばれる供物を奉納した。
時事通信社
安倍晋三首相

安倍晋三首相は4月21日、東京・九段北の靖国神社で始まった春季例大祭に合わせて、「内閣総理大臣 安倍晋三」名で「真榊(まさかき)」と呼ばれる供物を奉納した。同神社が明らかにした。23日までの例大祭期間中の参拝は見送る方向だ。時事ドットコムなどが報じた。


真榊は「内閣総理大臣 安倍晋三」名で、真榊料の5万円は首相の私費で納められた。菅義偉官房長官は21日午前の記者会見で、「首相の私人としての行動であり、政府として見解を申し上げることはない」と述べた。塩崎恭久厚生労働相も真榊を供えた。

靖国神社は、春と秋に行う例大祭を最も重要な祭事と位置付けている。2012年12月の就任以降、首相は13年12月に同神社を参拝しているが、例大祭に合わせて参拝したことはなく、真榊を奉納してきた。

時事ドットコム:安倍首相が真榊奉納=参拝は見送り-靖国例大祭 2015/04/21 10:30)

安倍首相の歴史認識に神経をとがらす中韓両国との関係や、26日からの訪米を控え、首相としては外交的な配慮を示したとみられる。

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