本物だろうか?この写真は本当に本物なのだろうか?その答えは、おそらくイエスだ。
フロリダ州のセバスティアン・インレット州立公園で、ボブキャットと呼ばれるヤマネコの一種がサメをくわえて水から上がったところを捉えた写真が4月7日、ソーシャルメディア上で話題になったが、多くの人はその写真がデマだと信じ、ほぼ炎上状態になった。
野生動物の専門家は、この写真自体が本物かどうか断定は難しいが、ありえないことでもないと指摘している。
「ボブキャットが海に入ってサメを引っ張り上げたりするかって?そりゃするでしょう」野生動物について研究する生物学者で、エバーグレーズのボブキャットを研究しているロバート・キング氏はマイアミ・ヘラルドに語った。「フォトショップ加工でないとすれば、私は本物だと信じます」。
ブッシュ野生動物保護区所長のデイヴィッド・ヒッツィヒ氏は、地元テレビ局CBS12に対し、フロリダのボブキャットはビーチで狩りをすることが知られていると述べた。
フロリダ州野生生物委員会のリズ・バラッコ氏はWPTVに対して「写真が偽物だと信じる理由はありません」と述べた。
本当に驚くべきは、ボブキャットがサメを捕まえる姿ではない。それを写真に撮った人がいるという事実こそが驚きなのだ。というのも、ボブキャットは臆病な動物で、人間を避けるのが普通だからだ。
「あの写真を見て私がまず感じたのは、これを誰かが実際に撮影したなんて、という驚きでした。一般的に、ボブキャットは滅多に人前に姿を見せません。歩き回っている姿はそうそう見られるものではないのです」、ブッシュ野生動物保護区の動物保護担当責任者のエイミー・ナイト氏はWPTVに対して語った。
写真はジョン・ベイリー氏が6日夕方にiPhoneで撮影したものだ。彼はヘラルド紙に対し、始めは犬かと思ったと語った。
「とにかく、一瞬の出来事でした」。ベイリー氏は地元テレビのLocal10.comに語った。「見つけたのはヤマネコがサメを引っ張りているところで、サメは少しの間のたうち回っていました」。
ボブキャットはベイリー氏に気づくとすぐさまサメを離し、飛ぶように森の方へ逃げて行ったという。
ベイリー氏は「私は夢中だったので、自分の身の危険については考えもしませんでした」と述べた。
ボブキャットはサメを捕ることもある。どうやらそれは事実のようだ。
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
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