[モスクワ/ローザンヌ(スイス) 1日 ロイター] - ロシアのラブロフ外相は、スイス西部のローザンヌで行われた欧米など6カ国とイランの核協議について、問題の最終決着に向けた全ての主要な点において大筋で合意が成立したと明らかにした。タス通信がローザンヌでの同相の発言を伝えた。
一方、協議に近い外交官は、全ての主要な問題について合意が成立したというのは誤りだと述べた。
ローザンヌでは、3月31日に設定された枠組み合意の期限を過ぎても交渉が続けられていた。枠組み合意は、6月30日までの最終合意に向けた土台となる。
Advertisement
ラブロフ外相は「問題を最終決着させるための全ての主要な点について大筋で合意が成立したと確信を持って言える」と述べ、「今後数時間のうちに、おそらく日中には文書化されるだろう」と明らかにした。
外相によると、合意にはイランの核プログラムを国際原子力機関(IAEA)の管理下に置くことや、制裁解除に向けた取り組みが盛り込まれる可能性がある。6月末までに技術面での詳細を専門家が調整するという。