卓球のワールドツアー、ドイツ・オープンが3月22日、ブレーメンで行われ、女子シングルス決勝で14歳の伊藤美誠(いとう・みま)がペトリサ・ソルヤ(ドイツ)を4-2で破り、ツアー初優勝した。日刊スポーツなどが報じた。
国際卓球連盟(ITTF)によると、14歳152日での女子シングルス優勝は、前身のプロツアーを含めてシングルスの史上最年少。これまでの最年少は、元世界選手権女王の郭躍(中国)の15歳66日だった。
世界ランキング38位の伊藤は、準決勝では同4位でロンドン五輪銅メダルのフェン・ティアンウェイ(シンガポール)に4-0で勝利。決勝は同45位のペトリサ・ソルヤと対戦し、ゲームカウント1-2からコーナーをつく正確なショットなどで3ゲームを連取し、逆転で優勝を果たした。
伊藤は、「うれしい気持ちを抑えてきたが、今はうれしさが爆発している。決勝は攻め切るしかないと思っていた。優勝は何歳でもうれしいと思うんですけれど…。うれしいです、ヘヘヘ」などと喜びを語った。
ITTFを通じて「もっとタイトルをとりたい。東京オリンピックで金メダルを取るという夢を実現したい」などと、今後の抱負もコメントしている。
伊藤はITTFを通じて「自分の年でこんな大きなタイトルをとれてびっくりしている。私にとってこの優勝は始まり。高いレベルでプレーを続け、もっとタイトルをとりたい。リオ五輪の出場権を取って経験を積み、東京五輪で個人と団体で金メダルを取るという夢を実現したい」とコメントした。
(伊藤美誠、卓球ワールドツアーで史上最年少優勝 14歳:朝日新聞デジタルより 2015/03/23 10:06)
伊藤は2014年のドイツ・オープンでは、同学年の平野美宇(エリートアカデミー)と組み、女子ダブルスをツアー史上最年少の13歳で制した。次戦は25日からのスペイン・オープン。日本代表として、4月26日に開幕する世界選手権個人戦にも出場する。
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