鳩山由紀夫元首相はクリミア半島セバストポリで3月12日、「旅券(パスポート)が没収された場合、クリミアへの移住も検討している」などと述べた。地元メディアの報道として、時事通信などが伝えた。
鳩山氏は日本政府の制止を無視し、クリミアを訪問した。「クリミア移住」は11日に会談したロシアのベラベンツェフ・クリミア連邦管区大統領全権代表が提案。鳩山氏は「(旅券返納の)恐れがある場合、招待を受けることを否定しない。ベラベンツェフ氏に感謝したい」と述べた。
ベラベンツェフ氏は会談で、日本で批判にさらされている鳩山氏に対し、「困難な事態に陥ればすぐにでも招待する。友人といるのはうれしい」と呼び掛けた。
(時事ドットコム:「旅券没収ならクリミア移住」=訪問強行の鳩山氏 2015/03/12 23:09)
テレ朝newsによると、鳩山氏はまた、「確かに多くの国民は間違った情報のもとに洗脳されてしまっています。真実というものをしっかりと伝えるということにむしろ誇りを感じています」とも発言したという。ただし、47NEWSは、ロシアメディアが「冗談めかして報じた」としている。
鳩山氏は11日、クリミアの「美しすぎる」検事総長ナタリヤ・ポクロンスカヤさん(34)にも面会した。
日本政府は、鳩山氏のクリミア訪問がロシアによる編入を認めることにつながりかねず、政府の立場に反するとして批判している。
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