[ニューヨーク 5日 ロイター] - 米ナスダック指数は今週、2000年以来初めて5000の大台を突破した。アップル
それとも「過去の人」となり、消えていく運命にあるのか。
ロイターが約20人の投資家、ストラテジスト、アナリストに行った調査では、この4社のうち少なくとも1社は今後もトレンドセッターであり続けると全員が予想した。しかしどの会社が落ち目になるのか、代わって躍進するのはどの会社なのかについては意見が分かれた。
S&PキャピタルIQ(ニューヨーク)で、ハイテク株調査チームを率いるスコット・ケスラー氏は「他のセクターであればトップ層の顔ぶれはあまり変わらないが、ハイテクは常に変化している」と話す。
<キーワードは「シェア」>
アリアンツGIグローバルテクノロジーのマネジングディレクターのウォルター・プライス氏、ジェームズ・インベストメント・リサーチのデービッド・ジェームズ氏、ケスラー氏によると、10年後のハイテク業界を特徴付けるのは「シェアリングエコノミー(共有型経済)」。
各氏が注目するのはタクシー配車アプリのウーバー、空き部屋を貸したい人と借りたい人をマッチングするサービスのエアビーアンドビーなど、サービスの買い手と売り手を結びつける場を提供する企業だ。
それ以外では、不動産会社のジロー・グループ
<アマゾン崖っぷち>
とは言え今日のトッププレイヤーの一部は生き残る可能性がある。
たとえばアップルは、「シェア」活動が活発になれば恩恵を受ける銘柄の1つ、とみられる。ウーバーなどのサービスにアクセスするのに、主力製品「iPhone(アイフォーン)」が活用できるからだ。
ヘネシー・テクロノジー・ファンドのポートフォリオマネジャー、スキップ・エールズワース氏は、アップルとグーグル、フェイスブックは社会のトレンドを抜け目なくとらえ、トップの座を守り通すと予想。
ただエールズワース氏は、アマゾンは将来的には「聞いたことのない名前」になる、と指摘。アマゾンの生き残りは厳しいとしている。
(Ryan Vlastelica記者 翻訳:吉川彩 編集:加藤京子)