オーストラリア南東部のビクトリア州政府が、増え過ぎたコアラを「間引き」するため、686頭を秘密裏に殺処分していたことが明らかになった。現地紙の「オーストラリアン」が3月4日に報じた。
国内全体では5〜10万頭に激減しており、州政府の判断に批判の声が上がっている。
コアラの殺処分が行われたのは、オーストラリア南東部ビクトリア州の観光名所、ケープ・オトウェイ。2013年9月から14年3月にかけて3回に分けて行われた。8000頭ものコアラが過密状態で生息し、エサとなるユーカリの葉が減少していたという。
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ビクトリア州政府のネビル環境相は4日、「エサ不足による餓死を避けるには不可欠な措置だった」と主張し、批判にもかかわらず今後も殺処分を続ける考えを示した。
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