オーストラリアのラジオのトーク番組の司会者2人が、最近息子を失った母親に思いがけないプレゼントを贈った。
ブレイン・ロズさん(当時19歳)は2014年12月、トラクターにひかれて死亡した。オーストラリアのラジオ局「KIIS 1065」が設立した募金集めのためのサイトによると、母親のミッシェルさんは息子を失ったことに対処しようと苦しんできた。
ミッシェルさんは仕事を休んでいるが、生活費を賄うため、すぐに仕事に復帰することを計画していた。しかし、ラジオ番組の「カイル・アンド・ジャッキー・オー・ショー」の司会者は2015年2月上旬、生放送でミッシェルさんを驚かせた。その内容は、同ラジオ局が住宅メーカーのクラレンドン・ホームズの支援を受け、ミッシェルさんの住宅ローンの支払いを6カ月間肩代わりし、その間はミッシェルさんに息子を偲んで欲しい、と発表したことだった。ミッシェルさんは放送を聞き、感動のあまり涙に濡れた。この模様はビデオに録画された。
ミッシェルさんは目に涙を浮かべながら、「どうもありがとうございます、どうもありがとうございます」とラジオの司会者に礼を述べ、「信じられない。素晴らしい」と話した。
ラジオ局のホームページによると、ミッシェルさんの娘のクリスタルさんがもともとラジオ局と連絡を取り、母親の苦境を伝えた。そして、司会者がGiveBack(お返し)企画として、悲しみに暮れる母親にサプライズを与えることを決定。ミッシェルさんが放送を聞いている間に、発表することで調整していた。
ビデオによると、この発表後、司会者のジャッキー・オーさんは、ミッシェルさんに家の改築のため、5000オーストラリアドル(約3900アメリカドル)が与えられると述べた。改築は亡くなった息子のブレイン・ロズさんが始めていたものだった。
さらに素晴らしいことに、司会者はネット上での募金集めを開始。ミッシェルさんと彼女の家族の大変な時期にリスナーが寄付できるようになった。
ミッシェルさんの家族への募金について知りたい方は、この資金集めのページまで。
記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
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