国際ホッキョクグマの日をお祝いしよう!
2015年2月27日は、国際ホッキョクグマの日が制定されて10年目に当たる。 ポーラーベアーズ・インターナショナルが普及させたこの日は、ホッキョクグマと、彼らが直面する脅威への自覚を促す目的で制定された。
北極の温暖化は、人間の活動から発生した温室効果ガスの影響でますます悪化している。 そして、温暖化はホッキョクグマにとっても最大の脅威となっている。北極が温暖化するということは、ホッキョクグマがアザラシを捕獲するために必要な氷が減少し 、食料にありつける機会が減少することにもなる。氷の融解が進むと、溺死する危険が増え、ホッキョクグマの赤ちゃんの生存率は低くなる。
科学者によると、野生のホッキョクグマは推計で2万〜2万5000頭 おり、そのほとんどはカナダにいる。
ポーラーベアーズ・インターナショナルのシニアディレクター、ジェフ・ヨーク氏はハフポストUS版に寄せた声明の中で、次のように述べた。
「私たちが今やるべきことはたくさんあります。それは私たちの代でホッキョクグマの生息数を回復させるため、そして長い間彼らが生存できるために必要なことなのです。私たち今、大量の物質が生産され、流通していることを認識しています。そして温室効果ガスの排出を減らすために世界規模で行動する、といったことをあらゆる形で行わなくてはなりません」
「私たちはこの脅威に取り組んでいます。そして私たちは改善するために必要な解決法を探っています」とヨーク氏は述べた。「私たちすべてが一致して取り組む必要があります。北の人も、南の人も、東も西も、田舎のコミュニティにいる人も、都会の中心にいる人も、すべての人が加わらなくてはなりません。私たち全員が役割を果たし、問題を解決することができるのです」
ホッキョクグマの生息数と生息地を守れば、人間の住む場所を守ることにつながるという、もうひとつの恩恵が得られる。アメリカ航空宇宙局(NASA)によると、北極は地球の気候を調節する役割を果たす。北極の気候変動は他の場所にも影響を及ぼすとみられる。
「ナショナル・ジオグラフィック」の「Your Shot」から選んだ10枚のホッキョクグマの写真を見てみよう。そしてどんな時でもホッキョクグマのことを気にかけるようにしよう。
ホッキョクグマのために何ができるか、もっと知りたい人はこちら。
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
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