滋賀県議会の2月定例会議一般質問で2月25日、「滋賀県」の知名度の低さから県名を「近江県」に変更しては、とする提案が議員から出た。ただし、実際に県名を変えるには、国会で県名変更の特別法をつくった後に県民の投票で有権者の過半数の同意を得る必要があり、容易ではない。
「近江県」を押す背景には、近江牛や近江米などのブランド人気による「近江」の認知度の高さがある。産経ニュースなどが報じた。
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日経リサーチ社の「地域ブランド戦略サーベイ2013」によると、「都道府県がどの辺りにあるか知っている」と回答した人の割合で示す「認知度」で、滋賀県は37位と同率最下位という不名誉な結果に。その一方、旧国名に対する認知度では、「近江」は88カ国中29位と中位にランクインした。(中略)
25日の県議会本会議では、自民党県議が「県外の人にとって『近江』は、県職員が思っている以上に知名度が高い」として、近江県への変更を提案した。
(「滋賀県」より「近江県」の方が知名度高い? 県名変更をめぐる議論沸騰 - 産経ニュース 2015/02/26 09:20)
ただし、京都新聞によると、県が2010年に県民を対象にした県名変更の可否を問うアンケートでは、72.6%が現県名に愛着を感じ、8割近くが「県名は今のままがよい」と答えているという。
県名変更については、2009年にも議員から「『琵琶湖県』にしてはどうか」などという提案も上がったことがある。
読売新聞によると、三日月大造知事は提案を受けて「県民の幅広い意見を聞きながら議論していきたい」と応じた。
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