第87回アカデミー賞授賞式が、2月22日に行われ、メキシコ出身のアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督の『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』が作品賞・監督賞・撮影賞・脚本賞の4部門に輝いた。
『バードマン』はヒーロー映画『バードマン』でかつて主演を演じていたが、それ以降ヒットに恵まれず、落ちぶれた俳優が再起をかけて舞台に挑むストーリー。主演のマイケル・キートン(63)が、『バットマン』『バットマン リターンズ』に出演しており、現実とシンクロする役柄が話題を呼んだ。
イニャリトゥ監督は『バベル』(2006年)『ビューティフル』(2010)などの作品で知られる。『バベル』は役所広司や菊地凛子が出演しており、日本でも注目を集めていた。
アカデミー賞各章の受賞者は以下の通り。
作品賞 「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」
主演女優賞 ジュリアン・ムーア(「アリスのままで」)
主演男優賞 エディ・レッドメイン(「博士と彼女のセオリー」)
監督賞 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ(「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」)
脚色賞 グレアム・ムーア(「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密」)
脚本賞 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、ニコラス・ヒアコボーネ、アレクサンダー・ディネラリス・Jr.、アルマンド・ボー(「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」)
作曲賞 アレクサンドル・デプラ(「グランド・ブダペスト・ホテル」)
主題歌賞 “Glory”(「セルマ(原題)」)
長編ドキュメンタリー賞 「CitizenFour」
編集賞 トム・クロス(「セッション」)
撮影賞 エマニュエル・ルベツキ(「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」)
美術賞 「グランド・ブダペスト・ホテル」
長編アニメーション賞 「ベイマックス」
短編アニメーション賞 「愛犬とごちそう」
視覚効果賞 「インターステラー」
助演女優賞 パトリシア・アークエット(「6才のボクが、大人になるまで。」)
音響編集賞 「アメリカン・スナイパー」
録音賞 「セッション」
短編ドキュメンタリー賞 「Crisis Hotline: Veterans Press 1」
短編実写映画賞 「The Phone Call」
外国語映画賞 「イーダ(ポーランド)」
メイクアップ&ヘアスタイリング賞 「グランド・ブダペスト・ホテル」
衣装デザイン賞 ミレーナ・カノネロ(「グランド・ブダペスト・ホテル」)
助演男優賞 J・K・シモンズ(「セッション」)
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