日本人アニメ監督2作、オスカー受賞逃す 高畑勲監督「日本から表現していきたい」
『第87回米国アカデミー賞』授賞式が現地時間22日、米ロサンゼルスで開催され、長編アニメーション映画賞にノミネートされていた高畑勲監督の『かぐや姫の物語』、短編アニメーション映画賞にノミネートされていた堤大介、ロバート・コンドウ共同監督の『ダム・キーパー』は、惜しくもともに受賞を逃した。
長編アニメーション映画賞は『ベイマックス』、短編アニメーション映画賞は『愛犬とごちそう』がオスカーを受賞した。
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スタジオジブリのアニメ映画では、これまでに宮崎駿監督が手がけた『千と千尋の神隠し』(2002年)、『ハウルの動く城』(2006年)、『風立ちぬ』(2014年)がノミネートされ、『千と千尋の神隠し』が受賞。残念ながら、ジブリからの2人目のオスカー受賞監督にはならなかったが、授賞式前に高畑監督は「ああいう画が描けるスタッフと一緒に仕事できたことがうれしい。人の力を最大限発揮できたことが演出としてのよろこびです」。今後のスタジオジブリについては「平面に書いたもののおもしろさ、すごさを日本から表現していきたい」とコメントしていた。
一方、堤監督はレッドカーペットイベントにて「(ノミネートは)大変光栄です。癒やしのある、可愛いタッチの画風の作品のなかに、社会的メッセージを詰め込んでいます。アカデミー賞を受賞できなくてもメディアで取り上げていただけるとうれしいです(笑)」と語っていた。
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