2月8日夜に行われたグラミー賞授賞式で、ファレル・ウィリアムスが「#BlackLivesMatter」(黒人の命だって大切だ)運動に敬意を表した。
自身のヒット曲『Happy』のパフォーマンスの中で、ウィリアムスはダンサーたちとともに手のひらを上げるジェスチャーで、「Hands Up Don't Shoot」(手をあげているから撃たないで)を表現。「Hands Up Don't Shoot」は2014年8月にミシガン州ファーガソンで起きた、白人警官による18歳の少年射殺事件に抗議の意を示すジェスチャーとして有名になったものだ。
また、ダンサーたちの多くはフードをかぶっていたが、これも、2012年2月にフロリダ州で「フードをかぶった17歳の黒人少年」がヒスパニック系白人の「自警団長」に射殺された事件を暗に示している。
2015年のグラミー賞で、ビヨンセ、サム・スミスとともに最多6部門でノミネートされていたウィリアムスは、このパフォーマンスに先立ってグラミー賞を3部門で受賞。『Happy』が「最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞」と「最優秀ミュージック・ビデオ賞」、アルバム『Girl』が「最優秀アーバン・コンテンポラリー・アルバム賞」を獲得した。
また、アフリカ系アメリカ人向けの月刊誌『エボニー』(Ebony)は、「音楽界で最大の賞のステージで、なんてすごい主張だろう。ファレルは“Hands Up Don't Shoot”と、#BlackLivesMatter に敬意を示した」 とツイートした。
この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。
[日本語版:湯本牧子、合原弘子/ガリレオ]
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