「レイプはだめだ。止めなければ」 オバマ大統領、グラミー賞授賞式に動画メッセージを送る(全文)

アメリカのオバマ大統領は8日に行われたグラミー賞授賞式に動画メッセージを寄せ、性暴力をストップさせるために手を差し伸べてほしいと呼びかけた。

アメリカのオバマ大統領は2月8日、グラミー賞授賞式に動画メッセージを寄せ、性暴力をストップさせるために手を差し伸べてほしいと呼びかけた。

「これはだめだ。そして止めなければいけない」。オバマ大統領は録画されたメッセージの中でレイプについて述べた。

「私たちがやろう。私たち全員がやろう。暴力を許さないカルチャーを作るために。性暴力サバイバーたちが支援を受けられ、そして若い人たち、男性と女性、だれもが知恵の及ぶかぎり前進できるように。そしてみんなの夢がかなうように」

このメッセージは、ホワイトハウスが行っている「It's On Us(私たちがやろう)」意識向上キャンペーンの一環だ。大学キャンパス内での性暴力を終わらせることを目的として、スポーツ選手や著名人から協力を得ている。ワシントン・ポストによると、大統領はグラミー賞授賞式に出席したアーティストたちに彼らのファンもこの取り組みに加わるよう求めた。

オバマ大統領の動画メッセージ全文は以下の通り。

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今夜、私たちは音楽のメッセージで私たちのカルチャーを形作るアーティストのみなさんを祝福します。そして我々は一緒に、女性や少女に対する暴力を終わらせ、私たちのカルチャーを良い方向へ変えることができます。

現在、アメリカにいる女性の5人に1人がレイプやレイプ未遂の被害者です。そして4人に1人以上が何らかのドメスティック・バイオレンスを受けています。これはだめだ。そして止めなければいけない。アーティストの皆さんは思い直し、態度を改め、私たちに考えさせ、何が問題かについて話し合わせるための特別な力を持っています。そして私たちすべてが、私たち一人ひとりの生活の中で、手本となる力があるのです。

こうした暴力を食い止めるために、私たちのキャンペーンに参加してほしい。itsonus.orgに行ってもらい、誓いを立てよう。そして今夜、アーティストの皆さんとグラミー賞にお願いしたい。みなさんのファンたちもそれをやっていただくようにしてもらいたい。

私たちがやろう。私たち全員がやろう。暴力を許さないカルチャーを作るために。性暴力サバイバーたちが支援を受けられ、そして若い人たち、男性と女性、全員が知恵の及ぶかぎり前進できるように。そしてみんなの夢がかなうように。

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この記事はハフポストUS版に掲載されたものを翻訳しました。

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