山本太郎氏、参議院テロ非難決議で退席「修正受け入れられず」 他会派からは批判

過激派組織ダーイシュ(「イスラム国」)の人質事件を受け、参院本会議は2月6日、非難決議を全会一致で採択した。「生活の党と山本太郎となかまたち」の山本太郎代表が議場から退席した。
時事通信社

過激派組織ダーイシュ(「イスラム国」)の人質事件を受け、参院本会議は2月6日、非難決議を全会一致で採択した

この決議採択の際、「生活の党と山本太郎となかまたち」の山本太郎代表が議場から退席した。同党は決議案を共同提出した会派の一つで、他の所属議員の主浜了、谷亮子の両参院議員は賛成した

自民党の吉田博美・参院国対委員長は記者会見で「全く理解できない。全会一致でやろうと生活にも事前に話をし、了解を得ていた」と述べた。民主党の榛葉賀津也・参院国対委員長も会見で「わざわざ目立つ形で退席した。理解できない」と批判した

山本太郎氏は6日夜、「山本太郎はテロリスト?!」と題するブログを配信した。「誘拐、殺害が許されることでないのは当然」とした上で、決議文に「(1)今回の事件の検証。イラク戦争の総括を含む。(2)特定の国名の明記を避けた関係各国への謝辞。(3)英訳文を同時に用意する事」を盛り込むよう、議院運営委員会に提案したが、反映されなかったとしている。

日本を含む国際社会は、無視を決め込み、メデイアは積極的に取り上げなかった。今回、2人の邦人が危険な地域に足を踏み入れ起こった事件、と考えるのではなく、「大量破壊兵器がある」と決めつけ、「大量破壊兵器が見つからなかった」国を破壊し、放置した結果、その地域の治安が悪化、危険な状態に陥り、生み出されたISや地域の混乱に関して少なくともイラク戦争から総括する必要があるのではないでしょうか。

山本太郎はテロリスト?!|山本太郎オフィシャルブログより 2015/02/06 19:44)

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