上野のパンダ、恋の慣らし期間 9日から
上野動物園は5日、ジャイアントパンダ2頭の自然繁殖へ向けた準備を9日から始めると発表した。中国の専門家から、発情前に交配させる場所に慣れてもらう期間を設けるよう助言を受け、昨年より1カ月近く前倒しする。交配させる場所は来園者からは見えず、1頭ずつ慣れさせるため、1頭しか見られない日が増えるという。
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同園では、雄のリーリー(9歳)と雌のシンシン(同)を飼育。普段はけんかを避けるため柵などで隔てているが、発情の兆候が出たら展示を中止(昨年は3月6~18日)し、交配する数日間だけ同居させる。
展示中止でパンダに環境の変化を感じさせないため、展示場所のガラス面をシートで覆うのをやめ、観覧通路を通行止めにし、事前に目隠しフェンスを設置する方法をとる。
(朝日新聞デジタル 2015/02/06 07:31)