JTは2月4日、飲料事業から撤退すると発表した。2015年9月末を目途に、飲料製品の製造・販売を終了する。今後は、主力のたばこ事業への投資を優先するとともに、医薬事業や加工食品事業の基盤の強化に向けて取り組むという。
JTは1988年に飲料事業に参入。清涼飲料水「桃の天然水」や缶コーヒー「Roots(ルーツ)」などの人気商品を世に送り出してきた。「桃の天然水」は1996年の発売から18年の長寿商品。1998年には華原朋美をCMに起用したことにより、ヒット商品となった。しかし、飲料市場全体が成熟し、商品ライフサイクルが短期化。飲料事業では、安定的に収益を確保することが難しい状況になったという。
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この発表に、ネットでは「桃の天然水は、いつまで買えるのか?」などの投稿が相次いだ。JTの担当者はハフポストの電話取材に対し、「今後、取引先と協議する。2015年9月を目途に販売を終了するとしか言えない。商品は終了に向けて徐々に減産すると思われるが、『桃の天然水』などのブランドの譲渡なども含め、様々な可能性を今後検討したい」と述べた。
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【2015年2月4日 18:57】
当初の記事で「現在、取引先と協議中」と表記としていましたが、「今後、取引先と協議する」と訂正しました。
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