過激派組織「イスラム国」がジャーナリスト、後藤健二さんを殺害したとみられる動画が公開されたことについて、2月1日、後藤健二さんの家族がコメントを寄せた。
「今まで日本政府や日本中、それに世界中で応援していただき、ありがとうという思いです。兄としては、健二に無事に帰ってきて、皆さんに感謝を述べてもらいたいと思っていただけに非常に残念です。健二のこれまでの仕事については誇りに思いますが、兄としては今回のことは軽率な行動だったと思います。覚悟は決めていましたが、交渉になったとき、何とか助かるのではないか、もしかしたら帰ってくるかなと思いました。イスラム国は弟の命やいろいろな人の命を奪いながら、自分たちの力を誇示し、勢力を拡大していて、反社会的で許されないと思います」
(後藤さんの兄「非常に残念です」 NHKニュース 2015/02/01 07:43)
「あまりにも無念でことばが見つかりません。今はただただ悲しみでいっぱいで、涙がこみ上げてきます」
(中略)
「悲しみが憎悪の連鎖になってはいけないとも思います。『戦争のない社会を作りたい。戦争と貧困から子どもたちの命を救いたい』という健二の遺志を私たちが引き継いでいかなければならないと思います」
(後藤さんの母親「あまりにも無念」 NHKニュース 2015/02/01 07:15)
「事実関係を確認していると思いますが、ある程度、覚悟していました。非常に残念な結末になってしまいました。今はまだ、気持ちの整理がつきません。日本政府はじめ、ジャーナリスト仲間や、関係者の皆様、健二を知らない人たちも、救出の活動にあたってくれてありがとうございました。今はまだ、これくらいの言葉しか出てきません」
(www.fnn-news.com: 日本人拘束事件 後藤健二さんのおじがコメント 2015/02/01 07:05)
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