2014年の日本の貿易赤字が過去最大となった。1月26日に財務省が発表した貿易統計で明らかになった。
輸出額はアジアやヨーロッパ向けの自動車の輸出が増えたことなどから73兆1052億円となり、前年より4.8%増えた。 しかし輸入額の増加率はこれを上回った。
円安が進んだことで、アメリカ産の液化天然ガスや、アジア産の半導体部品の輸入額が増えたことなどから前年を5.7%上回って、過去最多の85兆8865億円になった。
このため、輸出から輸入を差し引いた2014年の赤字額は12兆7813億円。4年連続で赤字となり、赤字額は前年を11.4%上回った。
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■原油価格の下落が続けば貿易収支改善も
ただし、同時に発表された2014年12月の貿易収支によると、原油価格下落の影響などで赤字額が前年12月の半分に縮小している。
NHKニュースによると、財務省の担当者は「原油価格の下落傾向が続けば貿易収支は改善の方向に向かう可能性がある」と話しているという。
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