過激派組織「イスラム国」を名乗るグループに拘束された後藤健二さんとみられる動画が、1月24日午後11時過ぎ、ネット上に投稿された。声明の中でイスラム国が後藤さんと引き換えに解放を求めているのが、サジダ・リシャウィという女性だ。いったいどんな人物なのか。
これまでの報道を総合すると、リシャウィは1970年生まれ、イラク出身。2005年11月にヨルダンの首都、アンマンでおよそ60人が死亡した連続爆破テロの実行犯の一人で、ヨルダン当局から死刑宣告を受け、現在ヨルダン政府の管理下にある。アンマンの事件では夫ともに自爆テロを試みたが、夫のみが死亡。自らは生き残った。
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アンマンのテロはイスラム国の前身となる「イラクのアルカイダ」の犯行とされ、グループを率いたザルカウィ容疑者は、リシャウィ死刑囚の親族だとみられている。ザルカウィ容疑者は2004年にイラクを旅行していた日本人の青年を拉致、殺害したとされるテロリスト。ザルカウィ容疑者は2006年、アメリカの空爆により死亡した。
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