ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの学生ダニエル・ウィッカムさんは、月曜、パリで行われたシャルリ・エブドの抗議活動中の世界の指導者達の団結を示したショーにだまされることはなかった。
その代わり、彼は多くの国々が報道の自由についてあまりにお粗末な歴史があることを知り、――各指導者を名指しし、恥をかかせることにした。
「シャルリー・エブド」の抗議活動に参加した、筋金入りの「言論の自由を擁護する人たち」を紹介するよ。
1) ヨルダンのアブドゥラ国王――2014年パレスチナ人のジャーナリストを懲役15年に処した
2) トルコのダウトオール首相――世界のどの国より多くのジャーナリストを収監している
3) イスラエルのネタニヤフ首相――2014年ガザで軍が7人のジャーナリストを殺害 (シリアに次いで2番目の数)
4) エジプトのショークリー外相――アルジャジーラ関係者と同じく、ジャーナリストのシャーカンを約500日間監禁した
5) ロシアのラブロフ外相――2014年「政府職員を侮辱した」として、ジャーナリストを収監
6) アルジェリアのラマンラ外相――ジャーナリストのアブゥドゥサミ・アブゥデルハイを15カ月間、無実の罪で監禁した
7) UAEの外相――2013年汚職の容疑で1カ月間ジャーナリストを監禁した
8) チュニジアのジョマア首相――11日、「軍に対する名誉毀損」として、ブロガーのヤシン・アイヤンを3年間収監した
9) グルジアとブルガリアの首相――それぞれジャーナリストに対する迫害の記録がある
10) アメリカの司法長官――ミズーリ州ファーガソンの警察がワシントンポストの記者を監禁し暴行した。
11) ギリシャのサマラス首相――2014年6月、横暴な警察官が2人の抗議を行ったジャーナリストに対し暴行、傷害した
12) NATOの事務局長――99年のセルビア人ジャーナリストへの故意の砲撃と殺害の疑いが今もなおかけられている
13) マリのケイタ大統領――人権濫用を擁護したとしてジャーナリストを追放した
14) バーレーンの外相――世界で2番目の国民1人当たりのジャーナリスト収監数 (拷問も行われている)
15) カタール首長ハマド・ビン・ハリーファ・アール=サーニー――ジャスミン革命の詩を書いたとして15年間、男性1人を収監した
16) パレスチナ政府のマフムード・アッバス議長――2013年、自身を侮辱したとして数人のジャーナリストを収監した
17) スロベニアのツェラル首相 2013年――「名誉毀損」でブロガーを懲役6カ月の刑に処した
18) アイルランドのエンダ・ケニー首相――アイルランドでは、「神への冒涜」が犯罪とみなされる
19) ポーランドのコパチ首相――与党を紛糾させている証拠を押さえる目的で、出版社を捜索した
20) イギリスのキャメロン首相――当局がガーディアン紙の所有する書類を破棄し、告発を示唆して脅迫した
21) フランス駐在のサウジアラビア大使――9日、サウジアラビア人がブロガー@raif_badawを「イスラムに対する侮辱」としてむちで打った
サウジアラビアのブロガーが侮辱罪で、50発のむち打ちの刑に処された
ライフ・バダウィは懲役10年と1000発のむち打ちの刑に処された。残りの刑は、50週以上にわたり、処される
ついでにこれも…。
ああ、さらにシリアのアサド大統領も「シャルリー・エブド」へのテロを非難している。正直言って、この人物については、ほんとうにもうこれ以上コメントする必要はないと思う。
ウィッカムさんはツイッター上でちょっとした有名人になった。
僕の電話壊されちゃったみたい 笑
この記事はハフポストUK版に掲載されたものを翻訳しました。
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